こちらはトルコの伝統工芸品、キュタフヤ陶器で作られたカフタンの置き物です。
カフタンは、中東や北アフリカを起源とする伝統的な衣服で、ゆったりとしたローブ型のデザインが特徴です。トルコにおけるカフタン(Kaftan)は、特にオスマン帝国時代において高貴な身分や皇族が着用する民族衣装として知られていました。美しく装飾されたロングコート型の衣服で、絹、ビロード、金糸などの高級素材が使われ、身分や地位を示す重要なシンボルでもありました。
現代のトルコでも、結婚式や民族イベントなどで伝統衣装としてのカフタンが復活し、特に花嫁衣装として装飾的なカフタンが着られることがあるそうです。