パシャのトルコギャベが生まれた町 ― Kars(カース)
パシャのトルコギャベは、トルコの東の町 Kars(カース) で生まれました。
 Kars はジョージアとアルメニアに国境を接する自然豊かな土地で、古い遺跡や美しい雪質を誇るスキー場など、魅力あふれる地域です。
 日本から訪れる旅行者はまだ少ないものの、ヨーロッパやロシアからは多くの人がこの地を訪れています。
パシャのオーナーである アリ・ウチュム は、この Kars の出身。
 1歳までをこの地で過ごし、今も心の故郷として大切に思っています。
Karsに再び絨毯の灯を
Kars では、かつて優れた絨毯が織られており、
 今でもコレクターが憧れるアンティークのキリムや絨毯が残っています。
 しかし、産業としての流通の仕組みがなかったため、
 いつしか人々は絨毯を織ることをやめてしまっていました。
「せっかく素晴らしい職人さんたちがいるのに、もったいない」
 そう感じたアリが女性たちに声をかけたところ、
 数十名のベテラン職人が集まり、Kars でのギャッベ制作 が再び始まりました。
糸づくりからはじまる、手仕事の物語
草木で染めた糸、織り機(ハタ)の準備、デザインづくり…。
 すべてが一からのスタートでした。
 それでも、織り上がったギャベはどれも息をのむほど美しく、
 長年の経験と感性が見事に形になりました。
最後に毛足を丁寧にカットし、洗いをかけ、房を整えて完成。
 ふわふわと柔らかな手触りは、アンゴラ羊と仔羊のウールをブレンドした、
 最高品質の糸から生まれたものです。
5年の歳月を経て――100枚のトルコギャッベが完成
構想から完成までにかかった時間は、なんと 5年。
 ようやく完成した100枚のギャッベは、すべてが パシャだけのオリジナル作品 です。
Kars の自然と、職人たちの心が織り込まれた逸品を、
 ぜひ店頭でご覧ください。
 きっと、そのあたたかさに触れた瞬間に「これだ」と感じていただけるはずです。
*****トルコギャベが出来るまで*****



草木染をする職人

染めた糸を乾かす

トルコ結びで織る職人

トルコ結びで織る職人

少しづつ織りあがるトルコギャベ

織ってみるアリ

織りあがり機から外す作業

仕上がりをチェックする

織りあがったトルコギャベ

仕上がったトルコギャベ

仕上がったトルコギャベ

仕上がったトルコギャベ

仕上がったトルコギャベ
